≪ワインについて≫
1984年植樹、標高670mに達するミルズ・ヴィンヤード。ラズベリーやチェリー、ワイルドベリー、レザーの甘く芳ばしいアロマが広がります。口中にはプラムや熟したブラックベリーの風味が層状に広がり、しなやかなタンニンによって強調され、ほのかなタバコのヒントが余韻にひねりとフィネスを添えています。エレガンスと活力を見事なバランスで保つ複雑な仕上がりです。
≪生産者について≫
DRCやデュジャックなどブルゴーニュのトップドメーヌで研鑽した先駆者ジョシュ・ジェンセン氏により設立された、カリフォルニアの由緒あるエステート、カレラ。モダン・アメリカ・ワインの筆頭であり、世界レベルで業界最高の賞賛を受ける生産者のひとつです。ロバート・パーカー氏からは“カリフォルニアのロマネ・コンティ”と称され、サンフランシスコ・クロニクル紙のワインメーカー・オブ・ザ・イヤー受賞、ワイン・スペクテーター誌の表紙を飾るなど、40年以上に渡り揺るぎない地位を確立しています。
1975年、ジョシュ・ジェンセン氏はセントラル・コーストの人里離れたガヴィラン山脈の風吹きすさぶ高地、マウント・ハーランにカレラ(スペイン語で“石灰窯”)を設立しました。マウント・ハーランは標高670mかつ海岸からの影響を受ける冷涼な気候、そして石灰岩の豊富な土壌を持つのが特徴です。ブルゴーニュの石灰岩土壌でのブドウ栽培にヒントを得たジェンセン氏は、このテロワールに可能性を見出し3つの区画を取得、そしてDRCから持ち帰ったとされるピノ・ノワールの苗木を植樹しワインづくりをスタートしました。現在はジェンセン、セレック、リード、ミルズ、ライアン、ド・ヴィリエ、シャロンの単一畑ピノ・ノワールを生産、さらにシャルドネやヴィオニエ、アリゴテも栽培しています。
当初は“この気候でブドウは熟すのか”という戸惑いさえあったものの、低収量かつ介入を控えたシンプルな醸造で生み出されるワインはどこまでもピュアでフィネスに満ち、“アメリカはカベルネと樽の効いたシャルドネしか造れない”と揶揄されていた先入観を覆しました。そしてジェンセン氏の功績もありマウント・ハーランはその後独自のAVAとして認定。セントラル・コーストの産地全体の評価をも高めました。それぞれの区画が類まれな純粋さ、エレガンス、熟成のポテンシャルを持ち、カレラのワインはまさにその土地そのものの感覚を表現しています。
2017年、ナパ・ヴァレーを拠点とするダックホーン・ワイン・カンパニーがカレラを買収。その後2022年にジェンセン氏は惜しくも逝去しましたが、厚く信頼されていたマイク・ウォーラー氏率いる新たな管理下のもと、“カレラのワインに間違いはない”と讃えられる美しいワインを変わらず造り続けています。
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カレラ第4シリーズとなるミルズ。凝縮した果実味が印象的。滑らかで、しっかりとしたボディ。
商品名 |
カレラ ミルズ ピノ・ノワール[2017]
CALERA MILLS Pinot NOIR |
ヴィンテージ |
2017 |
生産国/生産地 |
カリフォルニア/サンベニート/マウント・ハーラン |
格付 |
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生産者 |
カレラ・ワイン・カンパニー |
タイプ |
赤/辛口 |
葡萄品種 |
ピノ・ノワール |
容量(ml) |
750ml
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